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【バンド練習の音量バランスのコツ!】

2018/02/25
 
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スタジオでバンド練習をする時、

・ボーカルが聴こえない
・自分の楽器の音が聴こえない
・全体的に何をやってるか聴こえない

こんなことはありませんか?

 

《大人の音楽部室プロデューサー》

スタジオSOUNDBIRD
の鳥越邦生です。

 

今回は

【バンド練習の音量バランスのコツ!】

についてのお話です。

 

バンド練習のコツを知らずに
いつまでも効果の低い練習を続ける。

そんなバンドが増え続けることが
すごく気になるようになったのは、
自分がスタジオを経営するようになった
からかもしれません。

 

バンドアンサンブルにおいて
音量を適切にコントロールする。
ということは、

実はその後の
バンド練習よりも重要!

だったりします。

 

ハッキリ言うと、これが出来ないと
アンサンブルは上達しません!

 

理由は簡単。

音量のバランスが悪いと
そもそもアンサンブルにならないから!

アンサンブルとは、
他の楽器パートとのバランスによって
成立しているものなんです。

なので、最初の段階でバランスが
くずれた状態でいくら練習しても

ゼロかけるゼロはいつまでたっても
ゼロのまんま!

という当たり前のことなんです。

 

理由がわかったところで
答えからいきます!

 

ボーカルに全体を合わせること!

 

その環境の中で最大の音量を
出すのはボーカルまたは
リード楽器だと心得よ!

これが答えです♪

 

よほどの理由がない限り、
バンドの音楽性の芯の部分を
伝えるのはメロディと歌詞ですよね。

そこを練習の段階から大切にせず
いくら練習を重ねてもムダなのは
すごく当たり前のこと。

 

なのに、
これをやれてるバンドは
本当に少ないんです!

 

そりゃライブでお客さんに
伝わらないわけです。

 

だって、
そもそも歌が聴こえない状態で
練習してるから、
本番の音チェックでも良いのかどうか
判断する耳を持っていない。

そんなバンドが大きなステージで
お客さん全員に想いを伝えるなんて
土台ムリな話だと思いませんか?

 

特に若いバンドに多いのですが、
「自分の音が聴こえない」
という理由だけで音量を上げていき、

他のメンバーと音量合戦!

 

これは最悪です。

 

さて、
こうならない為には
どうすればいいでしょうか。

 

それが

ボーカルに全体を合わせる!

これなんです。

 

この合わせ方にはコツがあって、
それぞれの楽器の特性と
音量の調節の方法、

さらに多少の機材の扱い方を
知る必要があります。

 

詳しく説明していきます!

 

まずは、
それぞれの楽器の特性について。

ドラムは低音から高音まで幅広い
音域の音が出るので、どの楽器に対しても
干渉します。
音量をドラマーのさじ加減(技量)でしか
コントロールできないのも大きな特徴です。

ベースは低音域が強い楽器なので、
他の楽器の低音域に干渉します。
ベースの音色のアタックを弱くすると
聞こえずらくなり、音量を上げる原因に
なりやすく、音圧だけ大きくなると
他の楽器は聞こえずらくなってしまいます。

ギターは中音域の楽器なので、
ボーカルと音域がほとんど同じです。
もちろんボーカルに干渉するので、
ギターの音を大きくするとボーカルが
聞こえずらくなります。

 

さて、
続いて機材の扱い方について。

機材で音量をコントロールできる楽器は、
・ボーカル
・ギター
・ベース
・キーボード

だいたいこんな種類ですよね。

 

機材の扱いと言うと、どうしても
機械の扱い方だと思いがちですが、
実はここで重要なのは

音色とアンプの向きと立ち位置

なんです!

アナログ(笑)

 

でもこれは本当に重要で、
アンプがどこを向いているか?
によって、自分にどう聴こえるか?
が決まってしまいます。

特にギターアンプは自分の方を
向いているか向いていないかで
聴こえ方がまるで違います。

キーボードは意外と邪魔するケースは
少ないと言えます。
クラシックピアノ出身者が多いせいか、
大きな音を出すことに抵抗があるのか、
最後にちゃんと聞こえる音量にすれば
だいたいOKな場合が多いです。

ボーカルはPAのスピーカーの向きを
少し変えるだけで、ハウリングの防止や
聴こえ方が変わったりします。

ハウリング防止のためには多少の知識が
必要です。
EQ(イコライザ)のLowとMidを調整して
ハウリングをコントロールしましょう。

ベースは音色が大事です!
「ボワ~~」というアタックの無い
モコモコのサウンドにすると、
自分の音が聴こえなくなって音量を上げる
原因になります。

スタジオに置いてある機材の特性と
自分の楽器の特性とを合わせて判断して
適切なサウンドを作れる技術が必要です。

 

ほとんどの場合の音量合戦の原因は、

ドラムがコントロールできない
    ↓
ベースが自分の音が聞こえずに上げる
    ↓
ギターが聞こえなくなり負けじと上げる
    ↓
ボーカル何を歌っているかわからない

というふうに、
・ドラムが大きく叩き過ぎる
・ベースが音色を作るのが下手
このどちらかに最初の原因がある場合が
ほとんどだと言えます。

そして、
その原因の最も根本的な原因は

『基準にする音量を設定していない』

ということなんです!

 

自分中心に音量をコントロール
すると、当然のように音量合戦に
なってしまいます。

 

『自分たちの音楽を
 聴く人の気持ちになって』

やるというのが、

この音量バランス合わせのキモです!

 

まとめると、

『ボーカルがハウリングせずに
 ちゃんと歌詞が聴こえる音量』

これがバンド練習の音量の最大値です!

この基準を守ってもっともっと
効果的なバンド練習
をやっていきましょう!

 

さて今回は

【バンド練習の音量バランスのコツ!】

についてお話ししましたが、
いかがでしたか?

 

 

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それではみなさん
楽しい音楽ライフを!

 

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