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ハーモニクスでギターのチューニングが合わない理由!?

2018/02/21
 
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ギターのチューニングを
ちゃんと合わせられる人が
実はほとんどいないって
知ってましたか?

 

 

今回は

 

ハーモニクスでは
ギターのチューニングを
合わせられない!

 

という事実について、
わかりやすく説明します♪

 

 

ちょっと詳しい感じにしている人が
よく口にする言葉。

 

「ギターはチューニングが
合わない楽器だよね」

 

 

これは確かに真実ですが、

 

正直なところ、

 

『ちゃんと理解して
説明できる人は
ほとんどいません!』

 

 

なぜなら、
そういう事を言う人は

 

・中途半端に耳が良いだけで
仕組みを知らない。

・音楽にはある程度詳しいが、
ギターの事はよく知らない。

・人から聞いた話をそのまましている。

 

この3つの内のどれかだからです。

 

 

まあ要するに
「お茶を飲みながら話す世間話」
ぐらいの知識しか無い。

ということです。

 

 

事実、僕はこの話を
ほとんど人に話すことがありません。

 

なぜかって?

 

『説明するのに時間がかかるから』

 

それぐらいちゃんとした理由が
あるからなんです。

 

 

少し前に、
『ギターのチューニングが
合わない本当の理由』
という内容で記事を書きました。

 

そこで説明した、
”純正律と平均律の違い”
を理解していることが
前提条件になってしまうんです。

 

今回はそこまで話すと
めちゃくちゃ時間が
かかってしまうので、

簡単に端折って説明します。(笑)

 

 

まず、
ギターのチューニングというのは、
6本の弦を
”平均律の音程に合わせる”
というのが、
守らなくてはならないポイントです。

 

当然、チューナーはその高さに
合わせるための機械です。

 

では、
”ハーモニクスで合わせる”
ことがなぜダメなのか?

 

わかりやすく説明します。

 

 

まずは
『ハーモニクス』
というものの正体を知ることから
スタートしましょう。

『ハーモニクス』とは、
開放弦(何も抑えていない状態の弦)
の振動数を変化させることで
鳴らすことができる音です。

例えば、
5弦の12フレットのハーモニクスは
5弦の開放弦の振動数の
『ちょうど倍』
の振動数になります。

さらにその倍の振動数にするには
5フレットの上を軽く押さえて
弦を弾きます。

このように、
ハーモニクスというのは、
自然発生的に生まれる音なので、

『ハーモニクスで出る音は純正律』

だと理解してください。

 

 

ここで
”純正律と平均律の違い”について
ざっくりと説明しておきます。

”純正律”とは
自然発生的に生まれた音の重なりを
1オクターブの中に収めたもの。

”平均律”とは
純正律で出来た音階を元に
1オクターブを均等に分けたもの。

簡単に説明するとこんな感じです。

 

 

『ド』から始まる音程だったとした場合、
”純正律”と”平均律”とでは
『ド』以外の音の高さが微妙に違います。

 

 

では、この事をふまえると、
5弦の5フレットのハーモニクスと
4弦の7フレットのハーモニクスが
微妙に違う音になる。

という事が理解していただける
でしょうか?

 

5弦の5フレットのハーモニクスは
オクターブなので大丈夫なのですが、
4弦の7フレットのハーモニクスは
”純正律”なので微妙に違う音なんです。

この理屈でいくと、
4弦の開放弦の音が少しずれてしまう。

少しずれて合わせた4弦の音に
次の弦を合わせると、
また少しずれて合わせてしまう。

これがいくつも重なると、
だんだんずれていってしまうのが
理解できると思います。

 

 

ちょっと難しい話になりましたが、
これが、

 

ハーモニクスでは
ギターのチューニングを
合わせられない!

理由です。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

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それではみなさん
楽しい音楽ライフを!

 

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