【なぜ『楽器を鳴らす』必要があるのか?】

『楽器を鳴らす』
という言葉を聞いた事がありますか?

”楽器が持っている本来のポテンシャル
を100%引き出して良い音を出す”

という意味でよく使われる言葉ですが、
実は『楽器を鳴らす』ことができないと
バンドアンサンブルにも大きな影響を
およぼしてしまうんです!

《大人の音楽部室プロデューサー》

スタジオSOUNDBIRD
の鳥越邦生です。

今回は

【なぜ『楽器を鳴らす』必要があるのか?】

ということを、
バンドアンサンブルという視点から
見てみようというお話です。

楽器の声を聴く

なんだかカッコイイ響きですよね。

今回のテーマはまさにそういう話ですが、
僕も自分でスタジオを経営するという
立場になったから感じるのかもしれませんが、

楽器を大切に扱わない人が
けっこう多いんだな~

という感想があったりします。

正直な話、
スタジオの経営者という立場から見ると、
大事なスタジオの楽器を大切に扱わない人を
見るたびに悲しい気持ちになるんです。

もちろんスタジオの機材だけではなく、
自分の楽器を大切に扱わないのも
すごく気になるようになりました。

楽器というのは、扱い方を知らないと
すぐに痛んでダメになってしまいます。

でもよく考えてみてください。

プロのドラマーがツアーで使用している
ドラムセットと、
スタジオに置いてあるいろんなバンドが
使うドラムセット。

プロが使うドラムセットはピカピカ!

スタジオのドラムセットはボロボロ!

使用頻度が違うじゃん!

という人もいるでしょう。

ではプロドラマーの練習用の 自宅に置いてあるドラムセットは
ボロボロでしょうか?

僕もプロのギタリストとして
自分の経験から言わせてもらいますが、

そんなことはありません!

上手いプレイヤーの楽器はほとんど
メンテナンスする必要が無かったりするのも
事実です。

深く掘り下げると本1冊分ぐらいの
ボリュームになってしまうので、(笑)
『なぜ楽器を鳴らす必要があるのか?』
という話に戻します。

以前の記事で、
バンドのアンサンブルにおいて、
『音量合戦にならないのがコツ』
だという話をしました。

実はそれぞれのプレイヤーが
それぞれの『楽器を鳴らす』
ことが出来ていないと、

どうしても機械に頼る部分が
出てきてしまいます。

いわゆる”アンプ”に頼るわけです。

”アンプ”は増幅装置なので、
本来持っている音を大きくすること
しかできません。

キレイな音はキレイに増幅し、
濁った音は濁ったまま増幅します。

芯のない音を増幅すれば
無駄に音量だけを大きくしなければ
ならなくなります。

芯のない音はアンサンブルの中でも
通りにくい音になります。

通りにくいので、音量を上げて無理やり
聞こえるレベルまで持っていく必要が
出てきてしまうんです。

実はこれがアンサンブルの
ボリュームコントロールを
難しくする大きな原因なんです!

未熟なバンドほど音量合戦を
繰り広げてしまうのは、
『楽器を鳴らす』
ことが出来ないから。

という理由だったんですね。

ではどうすれば、
楽器の扱いもままならないような
バンドを始めて間もない時期に
ボリュームコントロールを成功させる
ことができるのでしょうか?

その答えは、

『周りの音をよく聴く』

ということです!

まず、楽器も鳴らせない人が
周りの音もよく聴かずに
自分の音ばかりを気にしていては
音量は上がっていく一方です。

まずは周りの音をよく聴いて、
すなわち、
お互いの音をよく聴きあいながら、

アンプなどの音響機材の力を借りて
音量のバランスをコントロールする。

これができれば、
大抵のバンドの音量バランスは
整えることができます!

音楽はコミュニケーションです!

周りの音を聴かずに
アンサンブルは成立しません!

その上で、それぞれの楽器の人が

自分の楽器を鳴らせるように

日々練習を重ねていくことが
大事なんですね♪

さて今回は

【なぜ『楽器を鳴らす』必要があるのか?】

ということについてお話しましたが、
いかがでしたか?

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それではみなさん
楽しい音楽ライフを!

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