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『楽器で歌う』ということ

2017/05/15
 
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今回はアドリブ演奏について、
とっても大事な
『楽器で歌うこと』
についてお伝えします。

 

いきなりですが、
アドリブの核心をついたお話をします。

 

以前、
『少ない音でアドリブする』
という方法をお伝えしました。

例えば「ドとレの2音」でアドリブ
というようなことです。

 

このやり方で最も効果的なのは
”リズムのリアルタイムアレンジ”
が圧倒的に増えることです。

 

そして、
さらにアドリブ演奏が熟練してくると、
『フレーズを当て込む』
というアプローチを覚えていきます。

実は、アドリブのアイデアに乏しい人は
最初にこの段階に飛んでしまう人です。
メロディを歌えない上にリズムアレンジの
アイデアが浮かばない状態で
この段階からスタートしてしまうと、
フレーズ自体を歌えないまま、
「ただ無意味に音を並べてしまう」
という状態になってしまいます。

 

こうなると悲惨です。

 

なぜ悲惨なのか?

 

それは、
フレーズ自体はカッコイイものを
コピーしているので、
ぱっと聞きにはカッコイイんです。
しかし、
自分の中から出てきていない状態で
意味のない並びで進むので、
全体としては展開にも面白味がなく、
全然イカさないソロになっちゃう。

 

しかもその状態が
自分にとっては全てなので、
「それ自体がカッコイイのだ」と
思い込むことで自分を納得させるように
自分自身をマインドコントロールしてしまう。

 

という人を多く見かけます。
というか、
ほとんどの人がそうなってます。

 

 

もう1つのパターンとしては、
アドリブと称して作り込んだソロを弾く
という状態になります。

 

 

では、
こういう状態を避けるには
どうしたらいいのでしょう?

 

その答えは、
『少ない音から初めて
自分の中から出た音を楽器で歌う』

というトレーニングを
『面倒臭がらずにやる!』

ことなんです。

 

楽譜で書いてある通りに弾いたり
コピーしたフレーズを弾くだけでは
”自分の中で生まれた音”
にはなりません。

一つ一つの音を自分の中から出すイメージ
をちゃんと作ること。

言葉を話すように音を出す
というトレーニング
をしないと、
いつまで経ってもこの領域には
絶対に到達しません!

 

なぜなら、
『向かっている意識の方向が真逆だから』
なんです。

 

例えて言うならば、
「水を水槽に貯めていく」
ことと
「水が地中から湧き出てくる」
という違いです。

 

ぜひ、
見た目のカッコ良さに惑わされずに
『自分の中から出てくる音』
に耳を傾けて、
『少しずつでも良いから自分の音を出す』
という時間を
出来るだけたくさん作ってください。

 

以上、
『楽器で歌うこと』
について、ピンときた方は
ぜひ試してみてください!

 

 

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それではみなさん
楽しい音楽ライフを!

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