【「人に教える」という最高の学び!?】

教えることで学ぶ。

この不思議な事実について
考えてみます。

今回は、
僕がこれまで経験してきた
『教えることが真の学びである』
という事実について、

経験からの気付きを
みなさんと共有したいと
思います。

僕は20歳からこれまで
20年以上にわたって、
音楽専門学校の講師をはじめ
音楽教室の先生や
個人的なレッスンまで、

様々な形でたくさんの方に
ギターの演奏法についてや
音楽的なレベルアップの方法、
アンサンブルのコツなどの

音楽に関するレッスンを
行ってきました。

本当にありがたいことです。

僕の音楽歴については
別の記事で少しずつ紹介して
いるので、今回は飛ばして
話を進めます。

小さい頃からピアノを
習っていた僕にとって、
“耳コピ” というモノは
そこまで難しいものでは
ありませんでした。

とはいえ、
もちろん楽勝というわけでは
ありませんでしたが、
やはり何の音楽経験の無い人と
比べれば、かなり簡単にできた。
というのが事実だと思います。

ピアノをやっていたこともあり、
手先もある程度器用に動いたので
最初に指先がヒリヒリする以外は
ギターも人より早く上達しました。

音楽の専門学校に入学してからも
学校の課題で困ったことは
ほとんどありませんでしたし、
(理論の授業には苦労しましたがw)

卒業時のオーディションでは
東京でスタジオミュージシャン
としてやってみないか?
というお話をいただきました。
(断っちゃいましたがw)

ここまでは良かったんです。(笑)

この
”ある程度なんでも出来ちゃう”
ことが、
人に教える時にハンデになるとは、
当時の僕は全くわかりませんでした。

専門学校卒業と同時に
『人に教える』
ということをスタートしました。

僕が20歳の時です。

そもそも友達に教える以外に
『人に何かを教える』
という経験が無かった僕にとって、
それは大変な事でした。

何が大変だったか?というと、

先ほど言った通り、
自分では

”たいして何も考えなくても
やれてしまうような事”

が、人に教えても

”出来るようにならない”

という事が沢山あったんです。

『なぜ出来ないのかわからない』

それまでは友達に無責任に
自分のやり方を押し付けるだけの
教え方しか知らなかった僕にとって、

お金をいただいて教える上で
この事は致命的でした。

「お金をいただいてるのだから
ちゃんと教えなければならない」
という自分の中での思いも手伝って、

『自分のやり方が通用しない』
という現実は
とても僕の頭を悩ませました。

友達や後輩だったら、
出来るようにならなければ
「オマエが下手くそだからだ」
と言えば済んだ話が、

その人が上達しないことが
”自分の能力の低さを証明する”
事になってしまうんです。

正直この事実には
しばらく頭を抱えました。

しかしここから僕の
『教えるという学び』
がスタートします。

まず初めにやった事は、
『なぜ弾けるようにならないのか?』
について
『よく観察する』
ということでした。

”何か自分と違う動きをしていないか?”
”練習法や練習時間が違うのか?”

など、
いろんなことを考えながら
教えるようになりました。

そこで気付いたのは、
『誰もが自分と同じ動きを
出来るようになるわけではない』
という事実です。

その事に気付いた僕は、
次に
『そもそもどうやればその動きを
出来るようになるのか?』
という研究を始めます。

研究と言っても、
新しくその事について調べるのではなく、
自分ができる動きについて
根本的な仕組みについて考える。
または他のアプローチの方法を考える。
というものです。

まずは
自分の動きについて
言葉で人に説明出来るレベルまで
理解するようになりました。

例えば、
”チョーキング”
というテクニックを
簡単に言葉で説明する場合、

左手をダラリと下げた状態から
そのまま肘を曲げて
腕をネックの所まで上げて、
親指をネックの上にかける形にします。
その持ち方のまま
持ち上げたい弦を押さえ、
指板から見た場合の人差し指
のあたりを支点(中心)として、
ドアノブを回すような感じで
手首の回転を使って弦を押し上げます。
特殊な動きと力の入れ方なので、
あくまでも
”手首の回転で持ち上げる”
という事に注意して
感覚をつかめるまで練習しましょう。

という感じです。

本当に細かく説明しようとすると
それぞれの項目で力の入り方や
入れてはいけない力の説明など、
長くなりすぎるのでこれぐらいで。(笑)

とにかく自分の動きについて
それぞれの部位の角度や筋肉の動きまで
細かく説明出来るところまで
理解しました。

そうすることで、
そのテクニック自体が
『どういう仕組みなのか?』
を理解することができたんです。

そこまでやれば
あとはそれぞれの人が
どうやったらその動きが出来るように
なるのか?について
実際に一緒に考えることが出来る
ようになったんです。

僕の
『教える方法』
の根本は、

『自分の動きを理解する』
ということでした。

すでのこの時点で
『教える』
という事から
多くの事を学んでいる
のですが、

僕がそこから学んだ事は
こんなものではありません。

長くなったので今日はここまで。

教える事で学んだ事は
ほんとうに沢山あるので、
今後少しずつお話していきます。

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それではみなさん
楽しい音楽ライフを!

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