今回は
『スタジオSOUNDBIRDの配線』
ということで、
スタジオSOUNDBIRDの
レコーディングのための
スタジオとオペレーションルーム
(以後OPルーム)を
結ぶ配線のお話しです。
スタジオSOUDNBIRDの配線は
当初、予算の関係もあり、
4チャンネルで終わる予定でした。
BルームとOPルームを繋ぐ線。
これだけで終わる予定だったんです。
しかし、
シリーズでお送りした
『大阪からの機材購入』を機に
計画は大きく方向転換します。
一気にスタジオ機材が充実した
スタジオSOUNDBIRDは
レコーディングシステムも
充実を図りました。
とはいえ、
レコーディング機材は高価なため
すぐに揃える事はできません。
そこでまずは
スタジオ~OPルームの
配線の充実を目指しました。
当初は
Bルーム~OPルーム
だけの予定だった配線は、
Aルーム~OPルーム(16ch + 8ch)
Bルーム~OPルーム(4ch)
Cルーム~Aルーム(8ch)
というふうに
なんと全ての部屋をまたぐ配線に
なったのです!
配線の内訳としては、
《Aルーム》
・マイクインプット~16ch
・モニタリング返し~8ch
・Cルームからインプット~6ch
・Cルームへアウト~2ch
《Bルーム》
・マイクインプット~2ch
・モニタリング返し~2ch
・予備1ch
《Cルーム》
・Aルームへアウト~6ch
・Aルームからモニタリング~2ch
なんだか壮大な配線へと進化!(笑)
かくして、
レコーディングシステムとしての
配線計画は大幅な変更をして、
各部屋からのマイク音声を
かなり余すところなく
レコーディング可能となりました。
使い方の例としては
〈例1〉
~Aルームでバンド録音~
【使用チャンネル】
・ドラム 10ch
・ギター 2ch
・ベース 1ch
・ボーカル 1ch ・コーラス 1ch
ヘッドフォンアンプを使用して
それぞれにモニター返し 6ch
〈例2〉
~Bルームで
ボーカル&アコギ録音~
【使用チャンネル】
・ボーカル 1ch
・アコギ 1ch
モニタリング2chで
小型ミキサーに繋いで返し
〈例3〉
~Aルームでドラム&ベース&ギター録音
Bルームでボーカル録音
CルームにGtアンプを設置して録音~
【使用チャンネル】
・Aルーム、ドラム10ch
・Aルーム、ベースDIで1ch
・Aルーム、ギターはCルームのアンプへ
・Bルーム、ボーカル1ch
・Cルーム、Aからのギターをアンプと繋ぐ
・Cルーム、GtアンプをマイクでAルームへ
→C~AバイパスしてOPルームへ
それぞれのchをモニター返し
最後の〈例3〉は
ちょっと複雑ですが、
バンド演奏を一発録りで
全チャンネルを分けて
録音が可能となります!
この配線をするには、
かなり頭をひねりました。(笑)
手書きで何度も図を描いて
あーでもない、こーでもない。
こうやったらこうなって、
ああしたらこうなる・・・。
この時ほど音響屋さんを
尊敬した事はありませんでした。
でも、
頭こんがりながらも
一生懸命考えたことで、
面白い使い方ができる配線が
出来上がりました!
今後は少しずつ
この配線を使って録音した
音源をご紹介していきますね♪
今回のお話はここまで。
いかがでしたか?
常に音楽に恋し続け、
心を動かすサウンドと仲間に
出会い続ける方法を知りたい人の情報マガジン
【大人のための理想のプライベートスタジオ構築
〜一生音楽に恋し続ける方法365〜】
SOUNDBIRDメルマガの登録はコチラから♪
それではみなさん
楽しい音楽ライフを!