『ミュージシャンにとって本当に大切なもの』
つい先日、
友人が開催したワンマンライブを
観に行ってきました。
友人を応援しにはるばる九州から大阪へ。
飛行機や電車を乗り継いでライブ会場へ。
ライブ会場へ着くと、
まずその友人のファンが出迎えてくれました。
あなたがライブに求めるものは何ですか？
素晴らしい歌唱力？
素晴らしい演奏技術？
センターに立つ人の美貌？
その人それぞれの見方がありますが、
実を言うとそこには
共通している事が１つだけあります。
それは・・・
自分を満足させてくれる事！
何を以って満足するか？
というのは、それぞれに価値観が違うので
”コレ！” という風に決めるのは難しいですが、
満足度の高いライブをするアーティストは
いくつかの ”武器” を持っています。
例えば、
『MC』
いわゆる「トーク」だけではなく、
重要なのは「ライブの進行」です。
これが上手いミュージシャンは
大抵のライブを成功させます。
それぐらい大事なのがこの『MC』です。
『ビジュアル』
何と言っても見た目が素晴らしいことは
何よりも強い武器となります。
しかし、活動していく中で貫くのは難しく、
ビジュアルだけを売りにするバンドには
いつの日かやめる時がおとずれます。
ビジュアルを上手く使って人気を博した後に
ファンサービスを工夫して別の魅力を出し、
違う路線へと変更する。といった
高等技術を使うバンドも極稀にいます。
『高い演奏技術』
これも１つのパフォーマンスと言えます。
魅せ方を知らない場合はただの押し付けにしか
ならないのですが、
使い所を知っているミュージシャンにとっては
強力な武器になります。
以上のような
”武器を使える” ミュージシャンは
本当に数えるほどしかいないのが現状です。
先日行った友人のライブが素晴らしかったのは
まさしく
『ファンのためのステージ』
だったからです。
楽しいトークと楽しませる演出。
会場のお客さんを巻き込んだ客いじり。
昔からのファンを大事にしたトークには、
内輪ウケだけに走らずに初めての人にも
楽しめるような工夫がされていました。
そして、「さすが！」と思わせられたのは、
『ハプニングを演出に変える技術』
です！
これはなかなか出来る人がいないもので、
例えば「音が出ない」
「入るタイミングを間違えたとき」
のような、
バンドだったら必ず起こるハプニングを
「笑いに変える技術」
これが出来るようになると、
ほぼほぼライブは成功します！
しかし、この技術を手に入れるためには
『トークのクオリティ』
『場の空気を読むセンス』
『失敗を恐れない、むしろ受け入れるメンタル』
『間違えても取り戻せるだけの練習量』
そして何より
『バンドとのコミュニケーション』
これが出来ていないと実現できません。
それには、バンドメンバーへの好意と尊敬。
仲間意識がちゃんと共有されている。
というかなりハードな条件があります。
ここまで来れば
ハプニングすらステージングの中の一部
となり、
全部の色んな事を含めた
全体の時間がエンターテイメント
になるのです。
それも全てはアーティストが
『会場にいるお客さんと一緒に
音楽を楽しもうとしている』
から可能な事なんです！
そんな素晴らしいライブを観ました。
『ミュージシャンにとって本当に大切なもの』
それは、
”あなたというファンを喜ばせること”
なんです。
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それではみなさん
楽しい音楽ライフを！
