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『リズムの病気にかかった人』 の話

 
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今回は
『リズムの病気にかかった人』
のお話です。

 

 

あるところに
プロミュージシャンになる事を
信じて疑わない男がいました。

 

信じて疑わないというよりは、
その男にはそれ以外の道は
見えていなかったのです。

 

その男は
ある時、リズムの「ウラ」
という存在に気付かされました。

 

それまでリズムの事など
雰囲気でしか感じていなかった男は、
あまりの自分の出来なさに驚き、
リズムに興味を持ちました。

 

もともと、
ドラマーのグルーヴに魅了されて
フュージョンやファンクを
聴くようになっていたその男は、
リズムの魔力に取り憑かれたのです。

 

 

リズム・・・

 

 

それはミュージシャンにとって、
「合う」という事が
まるで答えを与えられたかのような
錯覚に落ち入るらせる
ことで、
この世の多くのセンスを葬る
恐ろしい麻薬のような存在です。

 

 

僕が言っている事を
「リズムの事を知らないくせに」
と思った人は、
かなり重症です。

 

今すぐにメトロノームを
破壊する事をオススメします(笑)

 

 

さて、
その男は
リズムの事をどうしても
知りたくて知りたくて
ありとあらゆる音楽を
聴きあさりました。

 

特にお気に入りのジャズは
人目もはばからず、
電車の中で毎日片道1時間ずつ
往復で2時間ず~~っと
リズムばかりを聴き続け、
最終的には
ドラムのそれぞれのパーツ、
ハイハット
スネア
キック
ライド
などの、1つ1つの
スティックが当たってから
音が鳴るまでのタイミングまで
聴きわける程になりました。

 

音が鳴らなくても
リズムを感じられるように
なった男にとって、
リズムはもはや
「聴く」ものでもなく
「感じる」ものでもなく
「視える」ものへと変化しました。

 

 

すでに常人には到達できない
世界へと到達したその男は、
さらに恐ろしい事を始めます。

 

周りに強要し始めたのです。

 

もちろん、
男の言う事を理解できるような
人はほとんどいません。

 

唯一の救いか、
はたまた悪魔の誘いか、
一番仲の良かったライバルが
同じようにリズムにハマっていました。

 

二人は競うように
リズムの細かい部分ばかりを
追求してはお互いに発表し合い、
お互いの孤独感を紛らわすように
仲を深めていきました。

 

そんなある日、
男は気付いたのです。

 

 

全然楽しくない

 

 

男が夢に見た音楽の世界は
世界中のトップレベルの
ミュージシャンと
楽しく音楽の話をしたり
カッコイイ音楽を作ったり
ジャムったりする
めちゃくちゃ楽しい毎日。

 

 

なのに
今の自分はというと、
重箱の隅をつついたような
細かい事ばかりを気にして
他人を受け入れることもせずに
自分のリズムばかりを押し付ける。
他人とリズムが合わない事を
他人のレベルが低いせいにし、
自分は高い所から見下ろすように
人を小バカにする日々。。。

 

 

男に転機が訪れたのは、
最大の理解者を失った事と、
最高の理解者が現れた事、
さらに新たな命の誕生によって、
深く押し込められていた本来の自分と
向き合う事ができたからです。

 

 

それから男は
リズムの小さな部分ばかり見る事をやめ、
もっと大きな立体的なうねりや
グルーヴというモノの本質に
気付いていったのです。

 

 

もうお気づきですよね?

 

 

このバカな男は昔の僕です。

 

 

リズムはミュージシャンにとって
魔物です!

 

 

唯一正解っぽい事を表現できる
「割る事のできる事柄」でもあるため、
この病気にかかる人が
後を絶ちません!

 

 

もし周りでこの病気に
かかって悩んでいる人がいたら、
僕を紹介してください。

 

治し方を知っています(笑)

 

 

「リズムの病気」は
「心の病気」なので、
気付いていない人に言っても
まず効果はありませんので、
もし周りにそういう人がいても
下手に刺激すると訳のわからない
独自の理論で攻撃されますのでw
スルーしてくださいね♪

 

 

そういう人はまともに付合うと

ほぼ100%の確率で
あなたの音楽ライフを


面白くなくします!

 

以上、
『リズムの病気にかかった人』
のお話でした。

 

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それではみなさん
楽しい音楽ライフを!

 

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